2016年10月1日 (土)
少し前までは、歯科医院でむし歯の治療をしたら被せものをして銀歯になることが普通でした。しかし最近では、歯科医院によってはこの被せものの材質を選択できるところが増えてきています。特に歯医者さんにおすすめされる確率が高いのがセラミックです。
では銀歯と歯医者さんの勧めるセラミック、値段や品質、見た目などどう違うのでしょうか。
まず銀歯は保険適用になるので、自己負担金額が比較的安いです。金属製なので滅多に欠けることもありません。
しかしデメリットもあります。金属は少しずつ溶け出しているので、金属アレルギーの原因になってしまう可能性があります。また、クラウンと歯は接着されているのではなく隙間をセメントで埋めている状態なので、セメントが劣化していけば隙間ができてしまい、再びむし歯になってしまう二次カリエスになりやすくなります。また、見た目はいかにも治療した風になるので、前歯に近い程気になります。
一方、セラミックはどうでしょうか。一番の違いは、セラミックは本物の歯のような見た目であることです。劣化しにくく変色することもほとんどないので、見た目を気にする人に最適です。また、歯と被せものをぴったり密着できるため、二次カリエスになる可能性を減らすことができます。陶器なので金属アレルギーの心配もありません。
デメリットは保険適用外で高額になってしまうことです。歯科医院やセラミックのタイプにもよりますが、3万円から上は10万円を超える場合もあります。また、歯ぎしりが激しいと欠けてしまう恐れがあるので不向きな人もいます。
いずれもメリット・デメリットがあるので、歯医者さんとよく相談する必要があります。
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