2016年10月31日 (月)
歯を支えている歯肉、歯根膜やセメント質、歯槽骨といった歯周組織が炎症を起こす事を歯科的には歯周炎と呼びます。歯肉炎から症状が進み歯周組織にまで炎症が広がってしまう事も多く、更に歯周炎が進行してしまうと、出血や口臭がきつくなるというだけではなく最悪の場合は歯を失ってしまう事もあるのです。
ですから、初期段階のうちで歯医者できちんと専門的な治療を施す必要があります。
しかし、歯周炎になってから歯医者で治療するだけではなく、その原因を知って予防する事が何よりも大切になります。
歯周炎の最も大きな原因となるのが、プラーク(歯垢)です。
特に歯茎と歯茎の間の歯周ポケットにプラークが溜まり、その中の細菌により炎症が起こってしまうのが原因となっています。
また、喫煙や普段の生活習慣などによっても歯周炎が起こりやすくなるので注意しなくてはいけないのです。歯科的には、糖分の多い甘い食べ物や煙草などはあまり良いものだとは言えません。
喫煙者や甘いものが好きな人が必ず歯周炎になるという訳ではありませんが、リスクは高くなります。
その他にも血液の病気や治療によって使われた薬剤が原因で歯周病になるケースもあるのです。そういった原因に対しては、歯医者で治療をするだけではなく病気そのものに対する治療を行う必要も出てきます。
逆にプラークが原因となる場合は、毎日の歯磨きやケアを頑張るだけではなく、歯科検診を定期的に受けて歯のクリーニングを行ってもらう事が効果的になります。
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