2016年11月2日 (水)
口の中に食べ物が入っていない状態で、意味もなく歯を鳴らしたり顎を左右に動かしたりすることを歯ぎしりといいます。歯を食いしばるのもギシギシと鳴らすのも、カチカチと噛み合わせるのも全ては歯ぎしりです。歯ぎしりは癖であり原因はいくつかありますが、最も多いのはストレスのために無意識に行ってしまうもので、歯ぎしりをしている自覚がなく、歯科の受診にて歯医者さんに指摘されて初めて自分の歯ぎしりに気付いたという人もいます。
歯ぎしりによって歯は欠けたりすり減ったり、強い力をかけられて傾いたりします。永久歯へと生え替わる子供の歯ぎしりは特に、歯並びに大きく影響するので気を付けなければなりません。歯の位置が正確に定まっていない時に、歯ぎしりで強い力をかけてしまえば、歯はあっちこっちに移動してぼこぼこになります。
歯ぎしりと歯並びの関係は一方的ではなく、歯並びが悪いせいで、発生してしまう歯ぎしりというものもあります。正確な歯並びならば突っかからないものが、歯並びがよくないせいで不意の時に当たってしまい、そこから噛み合わせを気にしているうちに、無意識に歯ぎしりを行うようになることがあるのです。
歯ぎしりも歯並びも、歯科にて歯医者さんの正しい指示と処置を受け治療できます。歯が緩んでいるな、顎が痛いな歪んでいるなと感じた時には、かかりつけの歯科の診察を受け、歯医者さんの判断を仰ぎましょう。症状の軽いうちに治療を開始することで、改善もしやすくなります。
カテゴリー: 未分類