2016年11月20日 (日)
支台歯とは、クラウン(冠)やブリッジなどを支えるために形成する歯のことです。補綴のため歯医者が歯を削ることを支台歯形成と呼びます。支台歯形成を行うには次のことを注意しながら歯を削っています。クラウン、ブリッジの保持力、適切なエッジ、削りすぎないこと、角度、並行性、対合歯との咬合スペースなどです。
支台歯形成は歯医者にとっては一般的な技術で、クラウンを入れる際は必ず処置される歯科治療です。支台歯形成がきちんとされていないと、せっかくセラミックなど高価な歯をいれても、不具合や問題がでてきます。虫歯が進むと、インレー(小さい銀色の詰め物)やコンポジットレジン、アマルガムでの充填はできなくなります。
一般的なのは、虫歯になった歯を削り、支台歯形成し、クラウンを被せる治療をすることになります。この治療法では、虫歯になったところだけでなく、歯の周り全体を削ることになります。また、冠の寿命は歯医者の支台歯形成の技術によって決まります。
さらに重度の虫歯の場合は、治療は複雑になり、神経を取ってコアを入れる、など根管治療に進みます。最悪の場合はインプラント手術になります。インプラントは非常に高価で歯科では保険対象外の治療です。クラウンやブリッジの種類や材料などは、歯医者に相談するとよいでしょう。歯科では保険で使える材料などが決まっており、保険内で入れられるクラウンと保険外のセラミックなど色々な種類があります。
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