2016年11月24日 (木)
金属アレルギーの症状としては、指輪やネックレスなど金属に当たっている皮膚がかゆくなったり、赤くなったり、湿疹がでたりする、といったものがあり、接触性皮膚炎と呼ばれています。まれに歯科治療の金属で金属アレルギーがでることがあります。口腔内の金属が唾液やバクテリアによって溶けて金属アレルギーを発症し、歯肉炎や口内炎、湿疹、まれに疲労感や頭痛など全身症状が出ることもあります。
金属アレルギーを引き起こしやすい金属は、ニッケル、アマルガム(水銀)、クロム、コバルト、パラジウムです。俗に銀歯といわれるものは、金銀パラジウム合金です。歯科での保険治療で使われることが多い歯科材料です。歯医者で保険で虫歯の治療をすると被せものや冠でよく使う銀色の金属です。歯を削ったあと型を取って、歯科技工所でインレーやクラウンを制作します。保険で適用できる材料なので、安く補てん物を装着できます。部分義歯の架橋の部分にも金銀パラジウム合金を使います。
人体親和性が高いもので金属アレルギーを起こしにくい金属は、金、銀、チタン、プラチナです。金、プラチナなどを使用した歯科治療は自費治療となり高額になります。金床と言われる義歯は、使い勝手が良く、高齢者には人気です。インプラントの支台はチタンが使われます。金属アレルギーが心配な場合は、病院で検査してもらえます。治療の前に歯医者に相談に載ってもらうとよいでしょう。信用のおける歯医者なら、金属アレルギーの問題にも敏感です。
自費の歯科治療は高いと思われている方もいますが、保険で治療できるケースもありますので、悩み前に歯医者にまず相談です。
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