2022年12月19日 (月)
天然歯のように美しいセラミックの歯も何らかの理由で取れることがあります。今回はそんなセラミック歯が取れる原因や歯科医院で処置を受ける場合の料金について詳しく解説します。
セラミックの歯が取れる原因としてはまず、虫歯の再発が挙げられます。セラミック歯を装着した歯に再び虫歯ができて穴が開き、歯質の適合性が悪くなると外れることがあります。これは銀歯やレジン歯と同じです。セラミックというのはもともと歯質との適合性が高く、虫歯の再発率もその他の人工歯より低くなっているのですが、口腔ケアが不十分だと細菌が繁殖して再び虫歯にかかることも珍しくありません。
セラミックの歯は、極端に強い衝撃が加わると欠ける、もしくは割れることがあります。その結果、歯からセラミック歯が取れるということも多々ありますので十分に注意しましょう。セラミックはとても硬く、耐久性も高いものの、セラミック製のお皿と同様、床に落とした時のような強い衝撃を与えることだけは絶対に避けなければなりません。
セラミックの歯を被せて間もない時期に取れた場合は、接着操作が不十分だった可能性が高いです。セラミック歯を装着する際には強力な接着剤を使うのですが、患部が唾液や水で塗れたりすると、外れやすくなります。こうしたトラブルは歯科医師の技術不足が原因といえるでしょう。
セラミックが取れた場合の料金は、ケースによって変わってきます。虫歯の再発やセラミック歯が割れたことが原因で外れた場合は、治療をもう一度やり直さなければならないため、料金もまた同じようにかかります。取れたセラミック製の装置が何かにもよりますが、セラミックインレーやセラミッククラウンでは、50,000~100,000円程度の費用が発生することでしょう。ちなみに、ライフ錦糸町歯科クリニックではオールセラミックインレー(単純型)を27,280円、オールセラミッククラウンを54,780円で製作しております。
接着操作にミスがあり、治療後すぐにセラミック歯がすっぽりと外れるようなことがあった場合は、そのまま元に戻せることも多いです。歯やセラミック歯に傷がついていない状態であれば、再び接着操作を行って元の状態に戻します。そうしたケースでは基本的に料金も発生しないことでしょう。ただ、セラミック歯が取れた原因が接着操作のミスではなく、患者さん側に何らかの理由がある場合は、料金が発生することも珍しくありません。とはいえ、セラミック歯も歯質も無傷であれば、それほど高い料金もかかりませんのでご安心ください。
セラミック歯は、比較的高価な人工歯であり、大切な歯質を削って装着するものなので、可能な限り長持ちさせたいですよね。その際、重要となるのが虫歯の再発予防です。セラミック歯は見た目も噛み心地も天然歯に近いものの、しっかりとケアしなければ虫歯になってしまいます。そうした人工歯のケア方法は、歯科検診を定期的に受けることで身につけることができますので、3ヵ月に1回はお口のお掃除も兼ねて、当院までお越しください。
今回は、セラミックの歯が取れた場合の料金について解説しました。基本的にセラミックの歯が取れた場合は、最初の治療と同様、数万円の料金がかかるものとお考え下さい。それだけに、セラミック歯も天然歯と同じように大切に使っていきたいものです。
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2022年12月5日 (月)
芸能人やタレントなども受けているセラミック治療には、どのようなメリットやデメリットがあるのか気になりますよね。従来法の銀歯やプラスチックの歯との違いについても知りたいことでしょう。今回はそんなセラミック治療について詳しく解説します。
虫歯をセラミックで治すメリットとしては、第一に見た目の美しさが挙げられます。セラミックは本物の歯そっくりに仕上げられることから、人工歯の審美性を追求したい人にはぴったりの素材といえるでしょう。天然歯の白さ、光沢、質感、透明感を忠実に再現吸う上で、セラミックに優る材料はありません。
セラミックは、歯科用プラスチックや銀歯よりも歯質との適合性が高いです。虫歯を削ったあとの歯とぴったり適合することから、細菌が入り込む隙間が生じません。セラミックは虫歯の再発リスクにおいても、従来の素材より優れているのです。
虫歯をセラミックだけで治療した場合は、当然ですが金属アレルギーを発症することはありません。セラミックに対するアレルギーを心配される方もいらっしゃるかと思いますが、現状、そのリスクは限りなくゼロに近いです。また、金属材料を一切使用しないことで、歯茎が金属イオンで黒ずむメタルタトゥーのリスクも解消できます。
同じ白色材料のレジンは、一見するとセラミックと変わらないように見えますが、耐久面において大きく異なります。レジンは経年的な摩耗や変色が起こりやすく、使っていく中でどんどん劣化していきます。一方、セラミックは耐久性・安定性の高い材料であり、5年、10年と使い続けていっても、見た目が大きく変化することがないのです。
セラミックは表面がツルツルとしていて、汚れや臭いの成分を吸着しにくくなっています。歯垢や歯石が形成されにくいというのは、お口の健康にとって非常に大きなメリットといえます。この点はセラミック製のお皿をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
銀歯はどんなに強い力が加わっても割れることはありません。そのため詰め物・被せ物はかなり薄く作ることができるのですが、強圧によって割れやすいセラミックは、修復物にある程度の厚みを持たせなければならず、歯を削る量もやや多くなります。
そしゃくの主体となる大臼歯には、食事の際にかなり強い力がかかります。歯ぎしりや食いしばりといった悪習癖がある場合はなおさらです。そうした部位にセラミック製の詰め物・被せ物を装着すると割れる恐れがあるため、治療計画を立てる際には十分配慮する必要があります。ちなみに、金属に匹敵するほどの強度を誇るジルコニアなら、強い力がかかる奥歯にも適応可能です。ジルコニアもセラミックの一種であり、白くて美しい点は標準的なセラミックとほぼ同じといえます。
今回は、虫歯をセラミックで治療する場合のメリットとデメリットについて詳しく解説しました。メリットが非常に多いセラミックですが、決して万能ではなく、いくつかのデメリットも伴います。そんなセラミック治療についてさらに詳しく知りたい方は、お気軽にライフ錦糸町歯科クリニックまでご相談ください。
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