2019年4月1日 (月)
こんにちは。歯科医師の澤田です。
4月になり新年度がスタートしましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今日は「キシリトール」についてお話したいと思います。
キシリトールの最大の特徴は虫歯の予防効果があることです。
キシリトールはシラカバやトウモロコシの芯などから採れるキシランヘミセルロースという物質を原料にした代行甘味料です。
キシリトールの甘さは砂糖とほとんど変わりません。
口の中に入れると砂糖よりもすぐに溶け、多くの熱を吸収するのでひんやりとしたさわやかな甘さが広がります。
食事やおやつを取るとお口の中は酸性になり、歯の表面のシネラル成分が溶けだし虫歯になりやすり環境になります。
虫歯の原因である虫歯菌は砂糖により虫歯の原因となる酸を作りますが、キシリトールでは酸を作れません。
さらにキシリトールにより虫歯菌の活動が弱まり砂糖などの糖からも酸を作ることができなくなります。
またキシリトールを口の中に入れると唾液がたくさん出て歯の表面を中和し、歯を酸から守ります。
食後すぐにキシリトール入りのガムやタブレットを5分間口の中に入れて、
その後しっかり歯磨きを行い虫予防をしていきましょう!!
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