こんにちは。衛生士の成澤です。
先日、2020年東京オリンピック・パラリンピックの観戦チケットの抽選が開始されましたね。たくさんの種目があって、何に応募しようか悩んでしまいます。せっかくの自国開催ですし、生の試合を観戦出来るチャンスですから、当たるといいですよね!
さて、2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会に向けて重要性が高まっている“スポーツ歯科”をご存知ですか?
私たちは重い物を持ち上げる時など、手や足に力を入れる瞬間は自然と歯を食いしばります。歯の状態や咬み合わせが運動パフォーマンスに影響すると言われています。
そのため、選手個人にフィットしたマウスガードを使用することによって、咬み合わせを安定させたり、マウスガードを装着していること自体の安心感によって、選手の運動能力の向上が期待できるため、近年アスリートの間ではマウスガードを積極的に使用する選手が増えてきています。
また、競技中の歯や周囲組織の外傷予防でも、マウスガードは使用されます。
スポーツには怪我がつきものです。特に動きの速いスポーツや接触の多いスポーツでは、脳震盪を含め顎や口腔領域への怪我の発生率が高くなります。児童から成人までスポーツを楽しむには、まず安全であることが大切です。自分の体を壊してしまっては元も子もありません。
永久歯は一度失うともう生えて来ません。折れてしまっても再生しません。
スポーツで失う歯は圧倒的に上顎の前歯です。食べる、話す、表情を作るなどの働きが失われてしまったり、個人の印象を左右してしまったりします。
怪我をせずにスポーツを楽しみ、最高のパフォーマンスが発揮できるように、マウスガードの使用が広まるといいですね。